先日,カンブリア宮殿でワタミ(株)社長の渡邊美樹さんの話しを聞いた。もっと,渡邊さんの主張が知りたくて本も買ってみた。
●新たなる「挑戦」 −夢をカタチにする時− 渡邊美樹著 SoftbankCreative
●夢に日付を!−夢現実の手帳術− 渡邊美樹著 あさ出版
| 新たなる「挑戦」の本の中から,心に残った言葉を書き残しておく。
第1章 外食産業の会社から,「外食産業もやる会社」へ 一日一日を完結させながら生きる
人間は,「どんな流れ方をしたいか」を自分で決めることができます。 私は流されるのではなく,意志を持った流れ方をしたい。そのための方法が,人生の夢を持ち,その夢に向かって努力し続けることだと思います。
(中略)
大学生の時に,「24歳で社長になる」と初めて夢に日付を入れました。 夢は,見ているだけではいつまでも夢のままです。しかし,「いつまでに実現する」と日付を入れた瞬間に,現実との「差」が明確になります。後は,夢の実現に向かって「いつまでに何をするか」を決め,その目標を必死になってクリアしていくのです。
(中略)
先ほど,人生は川の“流れっぷり”で決まると書きました。 ただし,その川の長さは,自分で決めることができません。 目安らしきものはあります。日本人の平均寿命は男性78.36歳,女性が85.33歳(厚生労働省「平成15年簡易生命表」)。多くの人が,82歳前後で人生を終えるのです。 82年×365日=29930日。3万日を生きる人の方が少ないのです。
ただ,これはあくまでも「平均」の話しです。「平均的な人間」なんていません。 自分の寿命は誰にもわからないのです。まさに「神のみぞ知る」の世界なのです。 今日の延長線上に明日はありません。 いつ死が訪れるのか分からないから,一日一日の「人生」はきっちりと完結させたいー。こう思っています。 |
夢というのは,耳障りのよい言葉で私もよく使う。しかし,よくよく夢という言葉を考えてみると,その後に語られる内容はとても抽象的で具体性の欠けるものとなってしまうことが多い。
渡邊さんは,夢に日付を付け加えることで,抽象的で具体性のない夢というものを現実的で具体的な目標にかえようとしている。
渡邊さんの考えは,人生というとらえどころのない大きな内容についても,数値を取り上げることによって有限であることをはっきりさせ,有限であるが故にどう生きていくのかを,具体的に目的を設定して生きてきたいという考えを示されている。
私も自分自身の死については考えたことがある。命は有限であり,私に与えられた時間には限りがある。大切な家族の死を迎えるのを見送るとき,いつかは自分もこの世を去るときが来ることを教えられた。
だから,私も死を迎えるときに「よく生きた」と自分に思える生き方をしたいと思っている。
しかし,思っているだけでは「よく生きた」と思えるような生き方はできない。
「よく生きた」と思えるための達成感や充実感がなければ,ダメなのだろうということは想像ができる。
今の私自身の問題点を考えると,自分自身の中に夢と思えるものを見失っているように思う。
短期的で,生活に直結するような目標は持っている。しかし,40歳を過ぎて人生の後半に差し掛かる自分にとっての人生の夢と言ったものが見えないでいる。
それは,家族に恵まれ,仕事に恵まれ安定した中で,更に自分の夢を設定し高まっていこうと考える意欲が減退しているからではないかと思う。
本の中で渡邊さんが伝えようとしている夢を持つことの大切さと,夢を目標として挑戦とする中で人として更に成長するというスパイラルを積極的に起こしていくことが,今の私には必要なのだと思う。